この記事は Engineering Manager Advent Calendar 2022 の23日目の記事です。

こんにちは。フォトウエディング・前撮りのクチコミ情報サイト「Photorait (フォトレイト)」のエンジニアリングマネージャーをしている武田(@takedajs)です。

新たに加わってくれたメンバーのパフォーマンスを最大化させるために、Photoraitのオンボーディングでは「自走して開発できるための知識共有」「組織カルチャーの理解」「社内での人間関係構築」に関する取り組みを行っています。

出社とリモートのハイブリッドな働き方をしているため、新しく入るメンバーは特にコミュニケーションを課題に感じやすいこともあり、オンボーディングでは「組織カルチャーの理解」と「社内での人間関係構築」に関する取り組みがより重要になっています。

弊社では組織カルチャーを推進するための社内交流を推奨していて、社内交流を促進する制度が多くあります。
制度は覚えやすく社内で共通言語として語られるように特徴的なネーミングになっていたり、専用のロゴを作成しているものもあります。

今回は「組織カルチャーの理解」と「社内での人間関係構築」に関する取り組みとして、私のチームでエンジニアのオンボーディング時にフル活用してる社内交流制度「カフェテリア」「けっせつ10」「コーシー」についてご紹介します。

制度その①:カフェテリア

<概要>
直属の上司以外の様々なマネージャーと1on1ができる制度

<背景>
・相談者側は他部門マネージャーの話を聞いてみたい!と思っても、時間を抑えてまで…?とためらってしまう
・マネージャー側は悩むメンバーがいるならサポートしたいと思っている

<目的>
仕事の進め方やキャリアなどの悩みを自部署以外のマネージャーにも相談できる場所をつくり、メンバーがアドバイスをもらいながら心身共にまっすぐに仕事に取り組める環境をつくる

<利用方法>
①各マネージャーが書いたカフェテリア実施一覧シートから話を聞きに行きたいマネージャーを選ぶ(こんな感じでみなさん自由に書いてます〜!)

カフェテリア実施一覧シート

②マネージャーが設定してるスケジュールに参加

制度その②:コーシー

コーシーロゴ

<概要>
カフェでのコーヒーブレイク代を支給する制度
・1グループ2〜4人
・1回30分
・1回につき1人500円支給(月2回まで利用可能)

制度名は「コーヒー」と開催推奨人数の「4」をかけており、ロゴは、コースターをモチーフに、カフェで一緒に過ごす温かい時間を表現

<背景>
リモートワークになり社内コミュニケーションが減少

<目的>
リアルな場での社内コミュニケーションを気軽に取るきっかけとして利用し、組織カルチャーに触れる機会を増やしてタテ・ヨコ・ナナメの関係性を深める

<利用方法>
オフィスやSlackでメンバーを募り、コーシー実施の様子を専用Slackチャンネルで実施報告

コーシー実施のSlack報告

制度その③:けっせつ10

けっせつ10ロゴ

<概要>
入社3年以内の社員が企画者(結節点)となり、交流会(会食)を開催する制度
・入社年次(◯年目)を足して10になる2~4人のメンバーで構成
 (入社6年目以上はワイルドカード扱い)
・必ず2部署以上で組み合わせる
・3ヶ月に1度利用でき、会社から会食費用が出る
・リアルもしくはオンラインで実施(2022年12月現在)
ロゴは、エネルギーと推進力を連想させる「風車」をモチーフにしたデザイン。4色の羽(参加最大人数)で構成し、チーム感を感じるロゴに仕上げた。また、全体のフォルムは本制度のポイントである漢字の「十」、そして「プラスマーク」にもなっている

<背景>
他部署の人を誘うきっかけがほしい

<目的>
入社間もない社員を中心に部署の垣根を超えた自発的な交流を促し、スムーズな業務進行や社員の相互理解、社風理解をサポート

<利用方法>
入社年次を足して10になる人を探して会食実施後、Workplaceに開催を報告

けっせつ10開催報告

私(EM)の関わり方

新しく入社された方に「社内交流制度があるので利用してください〜」と伝えて終わりではなく、制度の利用促進と利用効果の最大化のために以下のようなことを実施しています。

①目標として設定
3ヶ月ごとに定量定性目標を設定していますが、入社してすぐの目標設定では社内交流制度の活用についての目標を設定してもらってます。「組織カルチャーの理解」と「社内での人間関係構築」が大切であるという考えをすり合わせ、制度の利用や利用を通しての学びをしっかり評価します。

②結節点として人をつなげる
社内交流制度が多くあるといっても入社したばかりの会社で話したことない人に声をかけるハードルは高いと思うので、私が結節点となって色んな方とつなげていきます。
ただ、社内交流を積極的にする組織カルチャーなので、最初の数人をつなげば、つないだ方が別の誰かをつないでくれたりします。(これは本当にありがてえ〜!)

③1on1での会話
社内交流制度を利用して会話した内容で学びがあったこと、気付き、疑問に思ったことなどを1on1で教えてもらいます。教えてもらったことに関して深ぼって会話をすることで、組織カルチャーの理解度向上につなげています。

最後に

私のチームでエンジニアのオンボーディングでフル活用している社内交流制度についてご紹介しました。

こういった制度がなくても社内交流をすることができる環境ではありますが、制度があることで社内の共通言語となり声をかけるハードルがぐっと下がります。

また、覚えやすいネーミングや利用のしやすさから、毎日のようにどこかしらから「コーシー利用しました〜!」や「けっせつ10行ってきました〜!」などの声が聞こえ、みんな制度を積極的に活用しています。

エンジニアのオンボーディングについてはまだまだ改善の余地があるので、今後も試行錯誤しながら改善していきたいと思います。

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