こんにちは!前撮りなど結婚写真の撮影スタジオ・サロンを検索できる情報サイト「Photorait」のメインデザイナーをしています、内田(@PANbooooo)です。

Photoraitチームでは、チームメンバー全員でペルソナ設計ワークを行いました。
今回はそのペルソナ設計ワークから学んだ難しかったことや、やって良かったことを紹介したいと思います。

ワークの概要

ワークをやろうと思ったきっかけ

ものづくりをする上で大切なのは「誰に向けているのか」というターゲットを理解することだと思います。せっかく作ったプロダクトも、使う人がいなければただの置き物状態です。
そこで、コロナによって生活様式がガラリと変わった今、サービスに関わる人全員で「誰が、どんな問題を解決したくて、どのタイミングで利用してくれるのか」を改めてしっかりと理解する必要があると思いました。

ワークの参加メンバー

営業/ディレクター/エンジニア/デザイナー、チームメンバー全員で行いました。
ネットで似たようなワークについて書かれている記事を見ると、「開発メンバーのみ」で行っていることが多いですが、チーム全員が共通の認識を持ってサービスを運営していくことで、サービスのコンセプトのブレを軽減させることに繋がると思いましたため、チーム全員参加となりました。

あえて「営業」も加わることで、開発メンバーには持ってない視点での意見を出してくれたりと、ワーク全体の視野が広がった感じがしました。
また、普段クライアントさんと関わることが多い営業メンバーにとっては、ユーザーのことを知る機会はなかなか無いと思いますが、「このワークをきっかけにユーザー目線について考えるようになった」という営業メンバーの声をいただきました。

ワークの内容について

ワークは合計4つ行いました。

1:WhoDoワーク
誰が何を解決するためにサービスを利用するのかを明確にするためのワークです。
Photoraitというサービスが、どんな問題を持ってる人に使われていて、その問題をしっかりと解決できているのか、また解決するためには何をすればいいのかを考えるためのワークです。
WhoDOワークの画像
実際にワークで使用した表になります。
左側に「想定するサービス利用者」を記入し、右側に「想定する利用者がPhotoraitというサービスで何をしたいのか」を記述します。
そこで書いた「したいこと」が提供できていれば、サービスとしての価値はあることになりますし、「したいこと」が提供できていない場合は提供できるように改善しなくてはいけません。



2:ペルソナ設計ワーク
1のワークを元に「もっと訴求したいユーザー像」をピックアップし、ペルソナを作成するワークです。ターゲットユーザーの詳細を明確にすることが狙いとなっています。

実際にワークで使用した表になります。
一見、顔写真という項目は意味の無いように思われますが、項目の中に顔写真を入れることで、よりチーム内での認識が揃うようになります。



3:ユーザージャーニーマップ作成ワーク
2のワークを元にターゲットユーザーがどのタイミングでサービスに出会うのかを明確にするワークです。Photoraitに出会うまでにユーザーはどんなサービスに触れるのか、そして自分たちがまだ起こしていないアクションで、提案できることはあるのかを知ることができます。
ワークで使用したシート
実際にワークで使用した表になります。
ユーザーのフローを視覚化することで、自分たちのサービスがどの状況でどんな風に使用されているのかが分かりやすくなります。



4:感性の共通化ワーク
実際にPhotorait内に掲載されている写真を用いて、キーワードごとに振り分けることで、チームメンバーの感性を揃えようというワークです。
「ナチュラル」「かわいい」「クール」「アーティスティック」「ヴィンテージ」「モダン」「クラシック」という、実際にPhotoraitのフォト検索で使用されているキーワードに写真を振り分けていきます。

実施にあたってやってよかったこと

事前のワーク説明会

ワークの開催に向けて事前に参加者にワークの説明会を行いました。
もちろん、ワークの当日にも各々の意図を伝える時間はありましたが、当日は時間が限られてしまうため、その前に疑問点や不明瞭な部分を解消するべく、事前に説明会をすることにしました。
また、事前の説明会を設けることで、当日までに各々のメンバーがワークに沿った課題等を意識出来、意見等を考える時間になったと思います。

少人数グループでの話し合い

今回の4つのワークのうち「WhoDoワーク」と「ペルソナ設計ワーク」と「ユーザージャーニーマップ作成ワーク」をグループワークとして行いました。
1グループ4人という少人数グループでの話し合いにすることで、1人の発言量が自然と多くなり、全体を通して見ても誰もが積極的にワークに参加出来たと思います。

スプレッドシートを利用した見える化

ワークは全てスプレッドーシート(スプレッドシートとは)で行いました。
当日使用するシートには一応事前に例を2つほど準備しておいて、迷った時のヒントを設けておいたのですが、シートを利用することで、他のグループがどんな意見を出しているかが全員がリアルタイムで確認できるため、「誰かが書き足すことで自然と例が増えていく」ことに繋がり、より意見が出しやすくなったのでは無いかと思います。

事前にある程度ルールを決めておく

ワークを進める上で、必ず守ってほしいルールをいくつか決めました。
「相手の意見は否定しない」や「時間を守ってワークに励む」等のルールを決めることで、ゴールが明確化され、スムーズにワークを進めることができました。
また、「相手の意見は否定しない」というルールを設けることで、全員が発言しやすい環境が作れたと思います。

難しかったこと

オンラインならではの事故

ワークではzoom(zoomとは)を利用しました。
初めてのオンラインワークということもあり、接続が途中で切れてしまったり、声が途切れてしまうなどの一部ハプニングがありました。
各々のWi-Fi環境等をしっかりと把握しておくべきだったと思います。

成果・感想

今回はユーザーのペルソナ作成が目標のワークでしたが、クライアントと接することが多い営業メンバーにとっては難しかったのでは無いかと思っています。
ですが、いざ終わってみると、営業メンバーから「新たな視点での提案ができそう」という前向きな意見をいただきました。
また、チーム全体で見ても、自分たちのターゲットユーザーを改めて知ることで、新たな提案に繋がったり、サービスに対する視野が広がった感じがします。デザイナーとしてはバナーの作成等、デザインイメージを作成しやすくなりました。
チーム全員で作ったこのペルソナを、届けたい人にしっかりと届くよう、しっかりと活かしていきたいと思います。

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