こんにちは!前撮りなど結婚写真の撮影スタジオ・サロンを検索できる情報サイト「Photorait」のメインデザイナーをしています、内田(@PANbooooo)です。
Photoraitでは、今Qに新卒のデザイナーがチームにジョインしてくれました!
それに伴い、新卒デザイナーの育成ロードマップを作成しましたので、今回はそのロードマップの作成過程をブログにしたいと思います。
育成ロードマップってなに?
人材育成の大まかな計画のことです。
今回は、「新卒デザイナーが独り立ちをしてプロジェクトを進められること」をゴールとして、「いつまでにどんなスキルを身につけて欲しいのか」、そして「そのスキルを身につけるためには何をすれば良いのか」の部分を掘り下げたロードマップを作成しました。
作成方法
1:身につけて欲しいスキルをピックアップする
まずは、「どんなスキルを身につけて欲しいのか」のゴールの部分を決めました。
ゴールの設定に参考にしたのが、以前弊社が開催したイベント「enjoy!インハウス #14 デザイナー評価と育成」です。
サイバーエージェントの井上さんがお話ししてくださった、「デザイナーとして成長するために、何年目にどのスキルを持っておいた方が良いのか」の発表がすごくわかりやすかったです。
このイベントで話されていたことが、noteにまとめられていたため、こちらを参考に身につけて欲しいスキルを決めていきました。
2:上記であげたスキルに繋げるための環境を作る
ゴールが決まったら、次はゴールに辿り着くまでの過程について考えます。
まずは、ゴールの状態をより深堀りし、「伸ばしたいスキルが身に付く=どんなことができる状態なのか」を「自社チームのデザイナーで言うと・・・」と、自分たちに落とし込んで考えました。
このように落とし込むことで、よりゴールが分かりやすくなり、「できるようになった!」と言う成功体験も感じやすくなると思います。
次に、伸ばしたいスキルや身につけたいスキルをちゃんと得るためにはどんなアクションが必要なのか、何をすれば良いのか、効率的且つしっかりとスキルに繋がるワークや取り組みを考え、環境を用意します。
「◯◯力 デザイナー スキルアップ」などと検索すると、他社のデザインチームが行っている取り組みが書かれたブログや、色々なデザイナーさんのナレッジを見つけることが出来たため、それらを参考にスキルアップワークの内容や環境づくりについて考えました。
3:レビューをもらい、ブラッシュアップする
ある程度、ロードマップが作成できたら、他のチームのデザイナーさんに「ゴールとワークの内容が合っているのか」「もっと良いワークがあるか」などを確認してもらいました。
実際に確認してもらうことで「このスキルを高めたいならこの方法もおすすめだよ」と、もっと効率的なワークの内容を教えていただいたり、「このワークをするならこんなところに注意した方がいいね!」などの、自分では思いつかない新たな視点でのご意見をたくさんいただき、ロードマップの精度がより上がりました。
作成する上で気をつけたこと
ロードマップを作成していると、「あれも取り入れたい!」「これも取り入れたい!」「こんなワークもやってほしい!」「あの取り組みも力になる!」と、足し算をすることが多くなりますが、途中で引き算を意識的にすることで、コンテンツも詰め込みすぎず、アクションに起こしやすいロードマップを作成することができました。
さいごに
ロードマップを作ることで、新卒デザイナーに対し「どうなって欲しいのか」「何ができて欲しいのか」を伝えやすくなりました。
また、デザイナーのスキルの可視化にも繋がり、デザイナーの評価における新しいツール的な役割にもなると思いました。
今後、いつ新卒デザイナーがジョインしても大丈夫なように、常にブラッシュアップして、「良いロードマップ」を保ちたいと思います。