こんにちは!新卒エンジニアのs0ush1nです。
現在は研修期間として、社内の理解から使用する技術のハンズオン、実践的な開発作業まで多岐に渡り学んでいる最中です。
現在さまざまなことに取り組める機会をいただいている中で、
今回は「何を取り組めばいいのか迷ってしまった自分が、守破離の考え方をとりこんで方向性を見つめ直し取り組むまでの記録」
についてお伝えしたいと思います。
学生の方や、現在進行で研修を受けている他の新卒一年目の方に向けて「入社してすぐの期間は何をすればいいんだろうか?」と悩まれている方への参考になれば幸いです。
目次
- 研修期間の取り組み
- 焦りからの乱れ
- 先輩社員に教えていただいた”守破離”
- 型を守ることの大切さ
- 今やるべきことは何なのか
- まとめ・今後の目標
研修期間の取り組み
入社して1か月近くは人事研修から始まり、社内の概要から業界の知識、仕事の流れについて知る機会をいただきました。
その後の2か月は職種別の研修となり、エンジニアは2か月間で基礎とOJTに取り組み、リリースにも関与できる機会があります。
カリキュラムとしては日々のインプットに加えて、随時行われるチーム型の研修や日々の取り組みで表彰や優勝者を決めるものがあり競い合いつつお互いを知り、能力を高めていく環境として取り組んでいきました。
焦りからの乱れ
取り組みを進める中で必ずしもうまくいくというわけではなく、表彰されないことが続いたり、自分が研修の中の取り組みで力になれないという期間が続きました。
さまざまな研修を経て会社貢献を意識する中で、”とにかく実績を作り早く1円以上の価値を生み出したい”という思いがある中、もどかしい日も多々ありました。
何よりも表彰されることが価値だ!と考えたときはとにかく発展したことにトライしてみたり、何よりも期待を裏切らないように頑張ろう!と考えたときは自分の体力の限界までひたすら作業をしてみたりと、自分なりの取り組みを重視した期間があり、私は明確に焦ってしまいました。
そんな取り組みを重ねても表彰に至れず「何をしても私はうまくいかないのかもしれない」と考えが乱れる期間もありました。
先輩社員に教えていただいた”守破離”
暗中模索になっていた時、先輩社員に
「成果と目標のギャップがあったとき、メンタルの保ち方や考え方で大事なスタンスは何か?」
というテーマで相談したことがありました。
そこで得られた回答として、一番印象に残った言葉が”守破離”です。
守破離とは、以下の意味があります。
剣道や茶道などで、修業における段階を示したもの。「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。「破」は、他の師や流派の教えについても考え、よいものを取り入れ、心技を発展させる段階。「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。
出典:デジタル大辞泉(小学館)
転じて、ビジネスでもこの言葉は扱われています。
「守」は会社のルールを覚え業務に取り組むこと、
「破」は業務をよりよくしていくこと、
「離」は自分から新しいものを提案することとされ、
それぞれのプロセスを踏んでいくことに置き換えられます。
今自分が迷っていることは、方向性が確立していないものであり基盤を固めずに発展したことに挑戦しているからこそ、漠然とした不安を抱えているのではないか?と提言していただくことで立ち位置が理解できました。
型を守ることの大切さ
型があることのメリットとして、やることがはっきりしています。
これらに取り組み、覚えることが正しいことであり、会社の戦力として早く能力を高められ、
何のために我々は働いているのか知り会社の理念やビジョンを理解することにも繋がります。
何をすべきかを理解せずに発展的なことに取り組んでも、会社とは異なる方向性の努力であればもちろん評価されません。
(これを”型無し”と呼ぶそうです。)
与えられたことに意図を理解して取り組み、型を守ることでステップアップができるのではないかと感じました。
私も五月中盤からは表彰第一!ではなく型を守る意識に変わり、
今自分に求められていることにしっかりパフォーマンスを出した結果、OJTにて月間5件のリリースに関与し、部署内表彰のルーキー賞をいただきました。
積極的な取り組みと発信量・基盤固めの取り組みなどを評価していただきました!
今やるべきことは何なのか・今後の目標
今後も守破離のマインドを意識し、やるべきことを守り、自分だからこそできる型破りで存在感と成果を出していきたいと思います。
私の場合は新卒でもためらわず手を挙げる意識で、毎日話を聞いて質問をしたりすることを+αとして取り組みたいです。
焦らずに力をつけ、自分の色も出していくことが今やるべきことではないかと感じています。
まとめ
- やりたいことが漠然としていたものの、守破離を知り方針が決まったた今やることも明確になった
- 発展的な内容がうまくいかないときでも、できていることに目を向けられるようになった
- 研修期間は新入社員が組織の文化や価値観を理解し、仕事における期待や役割を明確に把握する期間である。目標を理解し、行動を逆算して基礎を固めることで今後の仕事により力を入れて成果を出していける
- 自分が焦らず成長するために、守破離という言葉を意識した!
最後に
以上、新入社員の研修期間の取り組みや表彰いただくまでの紆余曲折について紹介しました。
楽しいことも悔しいこともある中で、社会の一員として挑戦できているという経験は貴重なものです!
研修期間のリアルが少しでもお伝えできましたら幸いです。