こんにちは! 新卒1年目、デザイナーのなっつです。
ウエディングパークに入社して2か月が経った今年の6月、ある案件が舞い込んできました。その名も「シャッフル座席システム化」。初めての案件がまさかビッグプロジェクトになるなんて…!
今回は、そんな新卒のチャレンジをご紹介します。
目次
- そもそも「シャッフル座席」とは?
- 開発について
- 注力したこと
- 初案件で苦労したこと
- システム化をしてみて
そもそも「シャッフル座席」とは?
ウエディングパークは、2021年3月に本社オフィスをリニューアルしました(詳しくはこちら)。オフィスの意義を「未来を共創するコミュニティスペース」と再定義し、座席のフリーアドレス制を導入しました。しかし、社員からは「どこに座るか迷ってしまう」「席が固定化されてしまう」という声があがっていました。そこでできた仕組みが「シャッフル座席」です。朝出社したらくじを引き、決められたゾーンに座るというもの。当初はこちらを紙のくじを使ったアナログ形式で運用していました。今回担当した案件は、こちらの制度をシステム化しよう!というものでした。
開発について
このシャッフル座席システムですが、新卒研修の集大成として全員新卒1年目のメンバー(ディレクター・デザイナー・エンジニア)で開発することになったのです!サポートメンバーの先輩方に見ていただきながら、6/14のオリエンから8/5のリリースまで約1か月半かけて開発しました。
私はデザイナーですが、システムの仕様詰めのフェーズに関わったり、デザイン後のコーディングも担当するなど、幅広く携わることができたなと感じています。
注力したこと
ネーミング
初め、システム名は「シャッフル座席」のまま進めていましたが、「社員に愛され、たくさん呼んでもらえる名前がいいよね!」という気持ちから開発途中でネーミングを変更しました。チームで話し合い、決まった名前は「HAPPY シャッフルン」です!既に浸透していた「シャッフル」はそのまま、「シャッフルでルンルン」というコンセプトもあり、朝から社員の皆さんにワクワクを与えたいという思いからこのネーミングに決定しました。実際にお披露目後は皆さんにシャッフルンと呼んでいただき、システムに愛着を持っていただけていると思うと嬉しい気持ちでいっぱいです。
デザイン
まず、システムやお披露目の場面で使用できるようなロゴを作成しました。
(1)ウエディングパークの行動規範TRUTH「幸せのための9つのピース」を9色で表現(詳しくはこちら)
(2)○△□の図形を人の個性と見立て、個性が集まることで「共創」すること
以上2点をベースにロゴが完成しました!コンセプトもセットで全社にお披露目した結果「ロゴ素敵だね!」と言ってもらえることが多く、改めてコンセプトを固めた甲斐があったなと感じています。
また、UIにも力を入れました。
シャッフルンはiPadを入口付近に設置し使用します。初めはフラットなデザインで進めていましたが、ボタンを押したくなるような、シャッフルンを触りたくなるようなUIにすべく、ボタン感を出したデザインに変更しました。押すとボタンが凹み、リアルにボタンを押しているような感覚になる仕組みもあり、社員にワクワクを与えられるUIになったと思います。
コーディング
今回は大きな開発となり、ほぼ初めての言語を使う場面もあったため、自分にとってチャレンジングな経験でした。そんなチャレンジを成功させるために大切だったのが、人を巻き込むことでした。先輩の時間を前日のうちに抑えて意識的に相談タイムを作ったり、いただいたコードレビューで少しでも理解に苦しんだ箇所はすぐZOOMを繋ぎ相談したり。コーディングは1度沼にはまるとなかなか出てこられないことが多いので、早い段階で客観的にコードを見ていただくことが大事だと実感しました。
初案件で苦労したこと
その1. タスクの細分化
「デザインする」「コーディングする」という大きなタスクは分かっていても、その中のタスクを細分化できていませんでした。そのため、あとどれくらいで終わるかを把握できず、漠然とした不安に襲われたことがありました。そこからできるだけタスクを細分化することでマイルストーンを敷くことができました。不安が大きくなり集中できなくなる前に、やることを明確にするのが大事だと思います。
その2. 作成より修正に時間がかかる
デザインでもコーディングでも、先輩にレビューをいただくフローがあります。皆さんから的確で全て取り込みたくなるようなアドバイスをいただけるので、その修正に時間がかかりました。気づけばスケジュールが押してしまうことも…。修正はより良いものを作るチャンスなので、色んなアドバイスを試すためにも修正の時間をしっかり設けるべきだなと感じました。
システム化をしてみて
同期でチームを組み開発する貴重な機会でした。新卒1年目のメンバーにこの案件を任せていただき、即戦力として期待されていることでモチベーション高く開発できました。
実際にリリースしてからは、
「シャッフルン、他社にも展開できるんじゃないかってぐらいの完成度で感動しました!」
「ものづくりで全社に貢献できるってとても素敵ですね!!」
「朝からドキドキしてオフィスに来るのが楽しみになりました。」
「シャッフルンのデザインが可愛らしくて、インテリアとしても良さげな感じ。」
など、多くの嬉しい反応をいただくことができました!全員が苦しみながらも一枚岩で進めることができたからこそ、最終的に良いものができたのだなと思います。社内を活性化するようなシステムを作ったという自信を忘れず、新卒1年目を走り抜けていきます!