こんにちは、サーバサイドエンジニアの榎本です。
IBM が OSS として開発している Swift の Kitura を触ってみました
Vagrant で Kitura を起動する
Kitura の README の手順通りにインストールします
※ 私は Vagrant を使用しますが、Docker でもインストールできるようです
まずは、git clone
しましょう
$ git clone git@github.com:IBM-Swift/Kitura.git
次に、vagrant up
で Vagrant を起動します
$ cd Kitura $ vagrant up
ホスト側の /path/to/Kitura
と VM 側の /vagrant
は共有されているので、VM 側でプロジェクトを作成するときは、/vagrant
配下であればホスト側でもファイルを編集できるので、/vagrant
配下にプロジェクトを作成していきたいと思います
VM 側でプロジェクトを作成するので、vagrant ssh
します
$ vagrant ssh
ここから先は VM 上での作業になります
$ cd /vagrant $ mkdir TestApp $ cd TestApp
Swift の新規プロジェクトとして初期化します
$ swift build --init Creating executable package: TestApp Creating Package.swift Creating .gitignore Creating Sources/ Creating Sources/main.swift Creating Tests/
ディレクトリ内はこんな感じになっています
TestApp ├── Package.swift ├── Sources │ └── main.swift └── Tests
Package.swift
に Kitura を追記します
- Package.swift
import PackageDescription let package = Package( name: "TestApp", dependencies: [ .Package(url: "https://github.com/IBM-Swift/Kitura.git", majorVersion: 0, minor: 17) ])
Sources/main.swift
にはルーティングの設定と、サーバの起動設定を記述します
- Sources/main.swift
import Kitura let router = Router() router.get("/") { request, response, next in response.send("Hello, World!") next() } Kitura.addHTTPServer(onPort: 8090, with: router) Kitura.run()
ファイルの編集が終わったら、コンパイルしていきます
$ swift build -Xcc -fblocks ...(略) Linking CHttpParser Compile Swift Module 'KituraSys' (3 sources) Compile Swift Module 'KituraNet' (12 sources) Compile Swift Module 'Kitura' (30 sources) Compile Swift Module 'TestApp' (1 sources) Linking .build/debug/TestApp
それでは、実行してみます
$ .build/debug/TestApp
特に何もレスポンスはありませんが、起動できているようなので、ブラウザで確認してみます
無事、ブラウザでも確認できました!
まとめ
まだまだ機能があまりない Kitura ですが日々めまぐるしくアップデートされているので、これからに期待大です。
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