初めまして。SREチーム エンジニアの阿久津です。
今回は仕事の一環でLinuC(LPIC) Level1を取得したことについて記事にしたいと思います。
※受験した当時は「LPIC」という名称でしたが、今は「LinuC」という名称に変わったようですね。
1. LinuC(LPIC)について
1-1. LinuC(LPIC)とは
Linux技術を証明するための資格試験の一つ。正式名称は「Linux Professional Certification」で、略して「リナック」と読みます。
2016年12月時点で、全世界で53万人以上(国内だと約29万人)が受験して、18万人以上の認定者が生まれている資格とのことです。
引用 : LPI-JAPAN 「LPICの魅力をデータで見る」
1-2. LinuC(LPIC)の種類(グレード)
LinuC(LPIC)には以下3つのレベルが存在します。
※今回はLinuC(LPIC) Level1の101試験と102試験を受験しました
1-3. LinuC(LPIC) Level1出題範囲
■101試験
- システムアーキテクチャ
- Linuxのインストールとパッケージ管理
- GNUとUnixのコマンド
- デバイス、Linuxファイルシステム、ファイルシステム階層標準
■102試験
- シェル、スクリプト、およびデータ管理
- ユーザインターフェイスとデスクトップ
- 管理業務
- 重要なシステムサービス
- ネットワークの基礎
- セキュリティ
2. 勉強方法
2-1. LinuC(LPIC)とLinuxについて知る
まず最初にLinuC(LPIC)を詳しく知るために入門書を購入しました。
※購入した本は以下になります。
この入門書はLinuC(LPIC)の受験方法やLinuxの基本操作について書かれている内容になってます。
LinuC(LPIC)を詳しく知りたい、Linuxの基礎を学びたい人にはオススメです。
2-2. LinuC(LPIC)の試験問題を解いてみる
入門書をある程度理解できたら、LinuC(LPIC) Level1の問題集を購入しました。
※購入した本は以下になります。
こちらの問題集は実際にLinuC(LPIC)の試験に出る問題がまとめられています。
難易度的には難しい内容でしたが、各問題の解説が詳しく書かれているので理解しやすかったです。
またLinuC(LPIC) Level1の試験範囲を全て網羅しているので、買っておいて損はないと思います。
2-3. Ping-tでひたすら問題を解く(※超重要)
Ping-tは、LinuC(LPIC)やCCNAなどの試験対策用の学習サイトです。
LinuC(LPIC)の試験はPCを使うので、Ping-tのWEB問題を解いておくとさらに安心です。
また101試験の問題であれば無料で利用できるのでおすすめです。
※102試験からは有料になります
3. 受験方法と結果
3-1. 受験方法
ピアソンVUEというサイトで受験の予約ができます。
試験会場はテストセンターになります。
3-2. 受験結果
101試験、102試験、どちらも初回で合格できました。
実は受験当日まで選択肢問題しか出題されないと思っていたのですが、記述問題も出題されることを知ってかなりテンパった記憶があります。
そんな過ちを犯さないように、Ping-tのコマ問(記述問題)は解いておいたほうが良いです。
4. 仕事で役に立ったこと
・Linuxの基礎的な話は理解できる
取得する前は、先輩が言っていることや会議での技術的な会話を理解できませんでした。
例)
先輩「rootユーザに切り替えてみて」
自分「え…?」
これが本当に辛い…
取得してからは、結構話についていけるようになりました。
あと任せてもらえる仕事の領域を広げることができたのも大きなポイントです。
・自信がつく
取得する前は、1つのコマンド打つだけでもビクビクしていました。
「このコマンド打ったらサーバダウンしないかな…」とか「これ実行して大丈夫かな…」とか。
取得してからは、基礎的なコマンドは理解できているので自信を持ってコマンドを実行できます。
正直これが一番嬉しかったです。
5. おわりに
今回はLinuC(LPIC) Level1を取得した話を記事にさせて頂きました。
LinuC(LPIC)はLinuxの基礎をおさえることができ、仕事には必ず役に立つのでオススメです。
次はLevel2が待っているので、引き続き頑張ります。
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興味のある方はぜひ一度気軽にオフィスに遊びにいらして頂ければと思います。