Velocity 2016 Santa Clara 参加レポート

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アメリカ シリコンバレーで開催された Velocity に参加してきました

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 こんにちは。エンジニアの西脇(@yasuhiro1711)です。少し前ですが、毎年アメリカで行なわれているVelocityという技術カンファレンスに参加してきましたのでその報告をさせて頂きます。Velocityとは、オライリー主催のパフォーマンスに関する技術カンファレンスです。Velocityという名前の通りパフォーマンスにフォーカスした技術カンファレンスでしたが、近年はこのテーマに加えて、監視やモニタリング、サーバ運用、DevOps、SREといったキーワードが盛り込まれて、より幅広い技術を包括した技術カンファレンスとなっています。このレポートでは、日本ではまだ馴染みが薄いVelocityの魅力をお伝えしたいと思います。

 また、今回のVelocity参加に合わせて、シリコンバレーやサンフランシスコにも近いことから、現地企業を訪問や現地サービスの利用などを通じて現地のIT業界のプレーヤーを見てくる良い機会となりました。こちらの話は別記事にて書きたいと思います。

会場までの道のり

 さて、今回のVelocityは、アメリカ カリフォルニア州のサンタクララ(Santa Clara)で行われました。サンタクララはサンフランシスコの南に位置して、サウスベイのエリアにある都市です。そのため、サンタクララはもちろんシリコンバレーの1エリアとなります。一番近い空港だとサンノゼ空港、近隣ですとサンフランシスコ空港が利用しやすいです。両方の空港ともに日本から直行便が出ているのでアクセスも良いです。今回は、サンフランシスコから移動したため、サンフランシスコ市内から会場近くまではカルトレイン (Caltrain) を利用しました。サンフランシスコ市内にあるサンフランシスコ駅が始発で、サンノゼ周辺までは約1.5時間ほどかかります。会場の近くまでなら別の鉄道もありました。

 カルトレインはこんな2階立てのこんな列車でした。頑丈そうです。ローカル電車でもあるので色んな人が通勤の足として使っています。(サンフランシスコからサンノゼに行く途中治安も悪いところもあるので、途中下車の場合は気をつけたほうがいいそうです。)

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 会場はこちらのホテルに併設のコンベンションセンターでした。もちろんシリコンバレーですし、会場から徒歩圏内には、Dellの研究拠点や、ファイアウォールで有名なPaloalto、Intel、Citrix、Abbottなどがありました。

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 ちなみに、Intelミュージアムも徒歩圏内(ギリギリ徒歩圏です。歩いている方はほぼいません。)にあり、エンジニアにはオススメスポットです。ムーアの法則や半導体に関する展示から、Intelオリジナルグッズまで販売されています。入場料も無料なので近くに訪れる際には是非立ち寄って頂きたいスポットです。

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Velocityについて

 カンファレンスは、メインは3日間、全体では5日間のイベントです。

Oreilly Velocity Dev-Ops

 チェックインは自動カウンターで受付します。事前にメールでもらっているバーコードをかざせば、プラスティックカードに印字されてネームプレートになり首から下げて参加証になります。これでチェックイン完了です。楽でした。

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 カンファレンスは大きく以下のようなコンテンツに分かれています。

キーノートセッション

O'Reilly Velocity  Dev-Ops

 大ホールにおいて、著名なエンジニアやエバンジェリスト、技術あるスタートアップによるキーノートセッションが行われます。これらは、インターネット放送で生中継されてますし、イベントが終了した現在は、Youtubeで見ることができます。キーノートには参加者も一同に集まるので、写真のように参加者でいっぱいになります。

O'Reilly Velocity  Dev-Ops

 VelocityのProgram chairsである、John Allspaw氏、Courtney Nash氏、Steve Souders氏のトークもありました。長年Program chairsをやられている彼らは本当にすごい方だと思いました。また、来年からProgram chairsが入れ替わることも発表されました。

各種セッション

 各セミナールームにて様々な種類のセッションも行われます。これに関しては、別記事でまとめたいと思います。記事が出ましたらリンクを更新したいと思います。

Ignite Velocity

Oreilly Velocity  Dev-Ops

 Velocityでは、毎年Ignite talkが行われます。Ignite talkとは、20スライドを1枚15秒で、合計5分間のトーク(プレゼン)をするというルールのイベントです。Ignite talk自体、世界各国で行われているものですが、ここVelocityでも行われています。実は今回、私もここで発表しようと応募したのですが残念ながら選考で落ちました(涙)。次回機会があれば、是非発表したいと思います。また、このignite talk 面白そうなので日本でも開催したいなと思っています。東京での開催どうかと思っているので、興味ある方いらっしゃったら連絡ください。

 Ignite talkはこんな感じで行なわれました。この写真は大好きなサービスDatadogの方のトークです。私も真ん中に座っています。写真はみんな静かそうですが、トークは笑いの渦でした!!

Oreilly Velocity  Dev-Ops

 今年のIgniteセッションは以下のプログラムとなります。詳細はVelocityのプログラムのこちらをご覧ください。

Brooks’s law and open source: Is community-driven software doomed? (Jason Yee)
Tips for the other end of the table (Jamesha Fisher)
The cloud will not save you (Jonah Horowitz)
Why every developer needs to get better at Ops (Cindy Sridharan)
How to not lead a team (Ulrich Dangel)
One woman’s journey to becoming a software engineer (Alena Kruchkova)
How to peel a banana (the right way) (Colin Bendell)
How Bruce Lee made me a better software developer (David Hodge)
Stop pretending you’re smarter than code (Matt Brender)
How Mars made me a poet (Kate Greene)
A brief history of timekeeping (Luke Francl)

 現在、このTalkのビデオは公開はされておらず、Igniteが何なのか分かりにくいかもしれませんが、Igniteの公式サイトで世界中のイベントのトークビデオがあるので是非参考に見てみてください。

 ちなみに、2013年のVelocityでは、日本人エンジニアも発表しています。 うらやましいです!
Velocity 2013 に参加 & LT してきました!! · takus’s blog

Exhibit Hall

 Velocityでは、スポンサーを中心とした企業が出店している企業ブーススペースとなるExhibit Hallがあります。日本でもInteropや各種イベントで見かけるアレです。本イベントのテーマに類する企業が集まっており、どの企業もアピールを盛大にしていました。各企業の出店ブースの話は各サービスの話にまとまると思いますのでここではしませんが、日本にはまだ進出していない非常に興味深いサービスもいくつかありました。何社かは日本でもサービス展開を始めると話していました。また余談ですが、抽選でAmazon Echoのプレゼントをしている企業もあって真剣に、真剣に、真剣に狙いましたが貰えませんでした。実はとても欲しかったです(笑)

O'Reilly Velocity  Dev-Ops

O'Reilly Velocity  Dev-Ops

 もちろん「オライリー本ブース」も設けられておりました。原書になるのですべて英語書籍ですが、一部は無料で配布されていました。また、日本ではInteropなどで有料で発売していた「オライリーぬり絵」も配布されていたのはめずらしかったです。私が日本語版で関わりました「パフォーマンス向上のためのデザイン設計」の原書もありました。

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Birds of a Feather

 ランチの時間には、Birds of a Feather というイベントが開催されています。このイベントは、ランチ時間を利用して、トークしたい技術テーマに自由に集まって、集まったメンバーでランチを食べながらそのテーマのトークしようというものです。写真にあるように、テーマごとにテーブルが区切られています。

O'Reilly Velocity Dev-Ops

 今回は以下のテーマがありました。自分は、「Web Performance」のところに少しの時間だけ加われ少しですが、日本の事例を話すこともできました。

DevOps Culture
Web Performance
Configuration Management/Infrastructure as Code
ChatOps
DevOps and Security
Cutting-Edge Tools
Container Orchestration: Swarm, Kubernetes, Mesos, Nomad
HTTP/2
Site Reliability Engineering
Internet of Things
Diversity

レセプション や オライリー本著者によるサイン会

 レセプションも毎日のように開かれました。ホテルのプールサードガーデンを利用してビュッフェやバーが提供されます。レセプションはネットワーキングにもってこいの場となります。私にはこの時間が結構有意義でした。日本人はほとんどいないですが、興味ある分野の参加者を見つけて話したりできました。純粋にチームで飲んでこの時間を楽しんでいる参加者もいたりして、良い時間でした。

O'Reilly Velocity Dev-Ops

 また、私にとってとてもうれしかったのが、オライリー本著者たちによるサイン会です。サイン会はイベント期間中各所で行われます。私も、Velocityのホストの一人であり、「ハイパフォーマンスWebサイト」の著者である Steve Soudersさんにサインを頂き、直接話ができましたし、最近日本でも発売している、「マイクロサービスアーキテクチャ」の著者もサイン会をしてたのは興奮しまくりでした。

 写真は、「Using WebPageTest」の著者 Rick Viscomi氏です。

O'reilly, Velocity, dev-ops

全体を通じて

 かねてから参加したいと思っていたVelocityに参加してみて、改めて勉強になり、大きな情熱も貰うことが出来ました。技術内容に関するアップデートはもちろんですし、世界規模の技術イベントの真髄が見れたのも良かったです。またProgram chairsたちによる技術カンファレンスの運営も驚きの一つでした。また全体を通じて、海外のエンジニアの言動を見聞きしていると、日本人は真面目なんだなと改めて感じました。シリコンバレーでもアジア系のエンジニアが活躍していますが、その理由もなんとなく分かります。日本人エンジニアは、知らない言語環境(ここでは英語)でも堂々と振る舞える自己表現力さえ身につければ、こちらのエンジニアと渡り合えると思いました。ただしもちろん、英語は必須条件ですが。そして、Velocityのようなイベントが定期的に行なわれていることが素晴らしいと思います。ユーザにとって一番大切な指標であるパフォーマンスを、サービスに関わる全員で考える機会が定期的にあることは本当に良いことですね。

 最後になりますが、ウエディングパークでは、海外カンファレンスに積極的に参加して、自社サービスを創っていくエンジニアを熱く募集しています。興味があれば個人的にもWantedlyからでも声をかけてください。是非まずはオフィスに遊びに来てください。

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※ 本記事の写真の一部はVelocity公式Flickrより引用させて頂いております。

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